髪を乾かさないで寝るとどうなる?ドライヤーの正しい使い方も解説

お風呂から上がったあと、髪が半乾きのままベッドに入ってしまった、という経験はありませんか。疲れている日ほど、乾かす数分が嫌に感じてしまうものですよね。

髪を乾かさないで寝るというのは、髪が水を含んでふくらんだ状態のまま、長い時間枕に擦れ合うということです。濡れている間の髪は、乾いている時とは違い、より傷みやすい状態になっていて、摩擦による影響を受けやすくなります。

本記事では、髪を乾かさないで寝ると髪に何が起きているのかという原因から、ドライヤーの正しい使い方、寝る前にできるケアまで、わかりやすく解説します。

目次

髪を乾かさないで寝るとどうなる?濡れた髪で起きていること

まずは、濡れた髪がどんな状態になっているのかを知っていただくと、なぜ乾かしたほうがよいのかが見えてきますね。ここでは髪の構造から順に見ていきましょう。

①髪が濡れるとキューティクルは開き、水を含んで膨潤する

髪の表面は、キューティクルという、うろこ状の層で覆われています。髪の約80〜90%はタンパク質(ケラチン)で構成されており、そのほかに水分や脂質、メラニン色素などでできています。

日常で言えば、毎日のシャンプーなどで髪が濡れることによりキューティクルは開きます。これは特別なことではなく、毎日起きている現象です。濡れている間は、キューティクルが開いたまま、髪が水を含んで膨潤したままの状態が続きます。

②開いたまま摩擦が加わると、削れたり剥がれたりする

気をつけたいのは、開いた状態の時に負担がかかった時です。髪は濡れているときの方が乾いているときよりやわらかく、キューティクルも傷つきやすい状態になっています。

同じようにブラッシングをしても、濡れているときのほうが髪にかかる負担は大きくなり、傷みやすいと言われています。髪を乾かさないで寝るということは、この傷みやすい状態のまま、寝返りなどの摩擦ダメージを受け続けるということですね。

キューティクルは硬く丈夫な層ですが、こうした物理的な力で剥がれたり、めくれたりします。そして繰り返すことでダメージが蓄積していきます。

③1度傷んだ髪は元の健康な状態には戻らない

濡れたキューティクルは傷つきやすい状態で、髪が乾けば開いたキューティクルは閉じますが、削れたり剥がれたりしたキューティクルは、健康な状態に戻ることはありません。

だからこそ、よりダメージさせないための日々のケアや扱い方に気をつけていきましょう。

髪を乾かさないで寝る5つのデメリット

濡れたまま眠ることで起きやすいことを、髪と頭皮の両面から5つに整理しました。どれも極端な話ではなく、毎日の積み重ねで少しずつ差が出てくる部分です。

デメリット① 切れ毛などダメージの原因になりやすい

濡れてやわらかくなった髪は、引っ張られたときに伸びやすく、切れやすい状態です。そこへまくらとの摩擦が重なると、切れ毛などダメージの原因になりやすくなります。

特に、毛量の多い後頭部や耳のうしろは乾きにくく、半乾きのままにされやすい部分ですので気をつけたいところです。

デメリット② 指通りが悪くなり、ツヤが失われやすい

キューティクルが削れたり剥がれたりすると、髪の表面はなめらかさを失います。キューティクルの状態が整っている髪は光を反射しやすく、自然なツヤが生まれ、指通りもなめらかになります。

逆に傷んでくると、髪の絡まりや指通りの悪さ、ツヤがなく傷んで見えるといった状態に繋がっていきます。

デメリット③ 寝ぐせがつきやすくなる

髪は、濡れた状態から乾くときの形で落ち着きやすい性質があります。乾かさないまま眠ると、枕に押しつけられた形のまま乾いてしまうため、朝になって直しにくい寝ぐせがついてしまうことがあります。

朝のスタイリングに時間がかかる日が続いているなら、前の晩の乾かし方を見直してみましょう。

デメリット④ 頭皮のにおいや不快感につながりやすい

頭皮が濡れたままの状態が長く続くと、湿った状態が続くことで、においや菌の発生による頭皮のかゆみといった不快感につながりやすいと言われています。

髪だけでなく、地肌が乾いているかどうかも確かめておきたいところですね。

デメリット⑤ 朝のブラッシングで引っかかりやすくなる

キューティクルが傷んだ状態の髪は絡まりやすく、朝髪をとかすときに引っかかりを感じやすくなります。そこで無理にとかすと、さらに負担が重なってしまいます。

また濡れた髪をタオルドライした後、強い力でいきなりブラッシングすると、傷みだけでなく、髪が絡まった時に引っ張ることで切れ毛を引き起こすこともありますので注意が必要です。

自然乾燥とドライヤー、髪にとってどちらがよい?

「ドライヤーの熱のほうが髪に悪いのでは」という疑問が生じるかもしれませんので、自然乾燥とドライヤーの違いや特徴を整理してみましょう。

自然乾燥は「濡れている時間」が長くなる

自然乾燥は熱を加えない分、髪にやさしいように思えます。ただ、髪は濡れている間ダメージを受けやすくなります。その時間が長引くほど、寝ているときの摩擦を受ける時間も長くなります。また全体が乾くまでの乾きムラも起きるのでヘアスタイルもまとまりにくくなります。

髪への負担のかかり方気をつけたいこと
自然乾燥キューティクルが剥がれやすくなり、濡れて膨潤した時間が長くなるまくらや衣類との摩擦がおきやすい
濡れたままや半乾きで放置しない
ドライヤー熱と乾燥による負担がかかる高い温度や1か所に過度に当てない
アウトバスをつけて熱・乾燥ダメージから髪を守る

ドライヤーの熱も、当て方しだいで負担になる

髪は高温の影響を受けやすく、90℃前後の熱で強度が低下し始め、キューティクルの表面に影響がでやすいことが知られています。熱で傷むとツヤが失われたり、指通りが悪くなったりします。

大切なのは熱を避けることではなく、同じ場所に熱を過度に当てないことです。ドライヤーを近づけすぎず、全体をまんべんなく乾かすように気をつけて、短時間で乾かしていきましょう。

ドライヤーの正しい使い方|5つのステップ

ここからは実際の手順です。順番と風の当て方を変えるだけで、乾く速さも仕上がりも変わってきます。できるところから1つずつ取り入れてみてください。

ステップ1 タオルドライでやさしく水気を取る

タオルドライのときはこすらず、抑えるようにやさしく水気を取ります。ここで水分をよく取っておくと、ドライヤーを当てる時間が短くなります。

髪をタオルでゴシゴシと拭くのは、濡れて傷みやすい状態の髪に摩擦を加えることになるので避けましょう。

ステップ2 乾かす前に洗い流さないトリートメントをつける

乾かす前に洗い流さないトリートメントをつけると、ドライヤーの熱や乾燥からキューティクルを守りながら乾かせます。つける範囲は、毛先やダメージが気になるところを中心になじませます。

少しずつ毛束をとり、よくなじませるのがポイントです。根元などダメージのない箇所にはつけないように気をつけましょう。

ステップ3 根元から乾かす

ドライヤーは根元から当てていきます。髪をひっぱらないように風を通し、1か所に過度に当てないように気をつけて乾かしましょう。

後頭部や耳の後ろなどの毛量が多い部分はブロック分けし、根元からしっかり乾かします。温風を内側から風を通すように根元から乾かすと、地肌まで乾きやすくなります。

ステップ4 中間から毛先は上から風を当てる

根元が乾いてきたら、中間から毛先へ移ります。キューティクルはうろこ状のものが上から下に並んでいるので、根元から毛先へ風を当てて整えるとツヤが出てきれいに見えます。

毛先だけ乾かしすぎないよう、全体を少しずつ動かしながら風を通していきましょう。

ステップ5 冷風で表面を整える

仕上げは冷風です。ドライヤーの風で髪の表面をなでるように、根元から毛先に向かって当てます。

熱がこもったままにせず、最後に温度を下げてあげると、表面が落ち着いてまとまりやすい状態に整います。

  • タオルドライはこすらず、良く水分を取るようにする
  • 洗い流さないトリートメントを毛先やダメージの気になる所を中心になじませる
  • 根元から温風を通す
  • 中間から毛先へ、上から風を当てる
  • 冷風で表面をなでるように整える

寝る前にできる髪のケア

きちんと乾かしておくことで、眠っているあいだの摩擦を減らすことができます。また朝の髪の状態やヘアスタイルの扱いやすさが変わってきますので大切なケアです。

地肌まで乾いているかを確かめてから眠る

表面が乾いていても、地肌や毛量の多い部分が湿っていることがあります。指を入れて根元にふれ、ひんやりしないかを確かめてみましょう。

乾かしてから眠ることが、一番手軽なダメージ対策になります。

枕やシーツとの摩擦を減らす

表面がなめらかな素材のまくらカバーに替えると、寝返りのときの摩擦を減らしやすくなります。髪が長い方は、ゆるくまとめておくのもよいと思います。

きつく結ぶと結び目に負担が集中してしまうので、ゴムはゆるめにしておくこともポイントです。

とかすときは毛先から順番に

朝も夜も、とかすときは毛先・中間・根元からの順番に、少しずつとかしていきます。いきなり根元からとかすと、絡まりをそのまま引っ張ってしまいます。

引っかかりを感じたら、無理に通さず、手でやさしくほぐしてからとかしましょう。

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ダメージ・指通りが気になる方に「シルクザリッチ(SILK THE RICH)」がおすすめ!

毎日乾かすからこそ、洗う段階から髪をいたわっておきたいところです。洗浄力が強いシャンプーで洗うと髪に必要な栄養分まで奪われ、きしみによる摩擦などでキューティクルが傷む原因になります。洗浄成分や髪を補修・保湿する成分などをチェックし、洗いながらうるおいを届けられるシャンプーを選びたいですね。

シルクの力で、洗う、包む、守りつづける

乾燥やパサつきが気になる方におすすめなのが、シルクザリッチ(SILK THE RICH)の白です。シルクザリッチ(SILK THE RICH)は「シルクの力で、洗う、包む、守りつづける」をコンセプトにしたヘアケアラインです。髪や肌と近い性質を持つ天然シルクのたんぱく質に着目して生まれました。

こだわり3種のシルク成分であるシルク由来の洗浄成分*1や加水分解シルク*2、シルクポリマー*3などを配合しています。

*1 ラウロイル加水分解シルクNa(洗浄剤・ヘアコンディショニング剤)、*2 保湿剤、*3 (加水分解シルク/PGプロピルメチルシランジオール)クロスポリマー(ヘアコンディショニング剤)

シャンプーとトリートメントの特徴

シャンプーは、とろ~り糸引くテクスチャーの濃密泡で、しっとりなめらかに洗いあげます。泡が髪と地肌を包み込むので、洗うときの摩擦が気になる方にも使いやすいと思います。

トリートメントは保湿クリームのような濃厚テクスチャーで、ダメージした髪もしっとりつややかな仕上がりに導きます。香りはゴールデンペアー&フリージアの香りで、トップはゴールデンペアーやライチ、ベルガモットからはじまり、フリージアやガーデニアを基調とし、ラストにアンバーやムスクが重なり、高級ブランド香水のような香りに包まれます。

香りを長く楽しみたい方は、同じ香りのヘアオイル・ヘアミルクとの併用がおすすめです。

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【こんな方におすすめ】

  • 髪のパサつきが気になる方
  • 髪のダメージが気になる方
  • しっとりなのにサラサラでツヤめく髪にしたい方
  • 指通りやまとまりを整えたい方

毎日の積み重ねが、これからの髪の状態をつくっていきます。香りや使い心地、仕上がりなどを是非お試しください。

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よくある質問

Q1. 髪を乾かさないで寝てしまった翌朝は、どうすればよいですか?

A. 無理に乾いた状態からとかそうとせず、まず髪を軽く濡らしてから乾かし直すと整えやすくなります。洗い流さないトリートメントを毛先やダメージが気になるところを中心になじませ、根元から風を通して乾かし、最後に冷風で表面をなでるように当てましょう。とかすときは毛先・中間・根元からの順番に、少しずつとかしていきます。

Q2. 1度傷んだ髪は元に戻りますか?

A. 削れたり剥がれたりしたキューティクルが、健康な状態に戻ることはありません。毎日のケアで、指通りやまとまりが良くなり、扱いやすい髪に整いやすくなりますので、よりダメージさせないための日々のケアや扱い方を気をつけていきましょう。

Q3. ドライヤーの熱のほうが髪に負担になりませんか?

A. 過度なドライヤーの当て方はダメージにつながってしまうので、ドライヤーの当て方を気をつければ負担にはなりにくく、寝ぐせもつきにくくなるので、翌朝扱いやすいヘアスタイルになります。また熱や乾燥から守るためにアウトバストリートメントをつけてから乾かしましょう。

まとめ

濡れている髪はキューティクルが傷つきやすくなります。髪を乾かさないで寝ると、キューティクルが開いて膨潤したまま、長い時間まくらと擦れ合うことで摩擦ダメージを受けてしまい、キューティクルが剥がれたり、めくれやすくなり、また切れ毛なども起こりやすくなります。

そして1度傷んだ髪は、健康な状態に戻ることはありません。だからこそ、タオルドライでこすらない、洗い流さないトリートメントをつける、根元からきちんと乾かすという流れを、できるところから1つずつ続けていくことがケアとなります。

そして髪質やダメージの状態に合った製品を選ぶことは、毎日のケアを続けやすくする大切なポイントです。まずは、土台となるラインを選んでみてください。今夜の数分のケアが、翌朝の髪を心地よく整えてくれると思います。

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この記事を書いた人

2025年10月より株式会社THE RICH プロダクト開発部に所属。
前職では大手美容メーカーにてパーマ剤の研究開発を担当し、デジタルパーマや縮毛矯正剤など複数の製品開発を経験。また、美容インストラクターとして多くの技術セミナーを実施。
その後、大手メーカーにて大型ブランドのヘアケア処方開発を多数手がけ、毛髪研究歴10年以上の知見を持ち、学会発表など研究活動にも取り組む。

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