「髪は毎日洗わないほうがよい」と聞いたことはありませんか。その一方で、「毎日洗わないと不衛生では」と思う方もいるかもしれません。どちらの意見もあるからこそ、迷ってしまいますよね。
髪を洗う頻度は、頭皮から出る皮脂の量や生活スタイル、季節によって適した回数が変わると思います。皮脂が多めの方が間隔を空けるとべたつきが気になりやすく、反対に頭皮が乾燥しやすい方が洗いすぎるとカサつきを感じることがあるなど、すべての人に共通する答えがあるわけではないと思います。
本記事では、毎日洗う場合と洗わない場合のメリット・デメリットを整理したうえで、自分に合う頻度の見極め方、頻度以上に大切な洗い方、シャンプーの選び方まで、わかりやすく解説します。
髪は毎日洗わないほうがよい?まずは「洗う頻度」の考え方から
メリット・デメリットを見ていく前に、洗う頻度をどう考えればよいのか、土台となる視点を整理しておきましょう。ここを押さえておくと、このあとの内容が自分ごととして読みやすくなると思います。
一般的な目安は1日1回。ただし“正解”は人によって違う
日本では1日1回の洗髪を習慣にしている方が多く、目安としてもよく紹介されます。日中にかいた汗やほこりなどの汚れ、スタイリング剤を1日の終わりにリセットできるため、多くの人が取り入れていると考えられる頻度です。
ただし、これはあくまで一般的な目安です。頭皮の皮脂の量は個人差があり、同じ人でも季節や体調で変わります。目安を出発点にしながら、自分の頭皮と髪の様子を見て調整していく、という考え方がおすすめです。
洗う頻度を左右する3つの要素
自分に合う頻度を考えるとき、次の3つに注目するとわかりやすくなると思います。
- 皮脂の量:夕方に根元がべたっとする方と、一日中さらさらの方とでは適した頻度が変わります
- 生活スタイル:屋外での仕事や運動の習慣、スタイリング剤を使うかどうかで、汚れの量が変わります
- 季節と環境:汗をかきやすい夏と空気が乾燥する冬とでは、同じ人でも心地よい頻度が変わります
例えば、夏は汗をかくため毎日、冬は乾燥が気になるため2日に1回、と切り替える方もいるかもしれません。頻度はそのときどきで調整しても良いと思います。
頭皮タイプ別・自分に向いている頻度をチェック
自分の頭皮や髪の状態がどのタイプに近いか、目安となる次の表で確認してみましょう。
| タイプ | こんなサインが出やすい | 向いている頻度 |
|---|---|---|
| べたつきやすいタイプ | 頭皮の皮脂が多く、夕方に根元がべたつく/においが気になる/スタイリング剤を多く使う/汗をかく機会や外にいることが多い | 毎日洗うほうが快適に過ごしやすい |
| 乾燥しやすいタイプ | 細かいフケが出やすい/頭皮がつっぱる/髪がパサつく/カラーやパーマのダメージが気になる | 洗浄力のおだやかなシャンプーを選び、間隔を空ける日を作ってもよい |
| どちらも感じるタイプ | 根元はべたつくのに毛先はパサつく/季節で状態が変わる | 季節や体調に合わせて、その日ごとに調整する |
なお、間隔を空ける日でも、お湯で流したりブラッシングをしたりして、汚れを落とす工夫は必要と考えます。
髪の毛を毎日洗わないメリット
まずは、洗う間隔を空けることで得られるとされるメリットです。乾燥が気になる方やダメージが蓄積している方には参考になる内容が多いと思います。
メリット①頭皮への負担を抑えやすい
皮脂とは、頭皮の水分の蒸散を防ぎ、外的刺激から頭皮を守るバリア機能のようなものです。洗浄成分の強いシャンプーや強い力でゴシゴシするなど、過剰に洗うと皮脂を取りすぎてしまうことがあり、乾燥が気になりやすくなると思います。
洗う間隔を空けるなど適度に皮脂を残すことは、頭皮のうるおいを保つ1つの方法といえるでしょう。頭皮の乾燥・カサつきが気になる方は、試してみるのも良いかもしれません。
メリット②髪のうるおいを保ちやすい
洗う回数が減ると、洗浄成分にふれる回数だけでなく、ドライヤーで熱を当てる回数も減ります。キューティクル(髪表面のうろこ状の層)は摩擦や熱の影響を受けやすく、ダメージを受けると指通りが悪くなったり、うるおいが逃げてぱさつきやすくなるといわれています。
洗う回数が減れば、その分だけ髪のうるおいを保ちやすくなり、パサつきが気になりにくい状態になると考えます。また、適切なドライヤーできちんと乾かすことで、濡れたまま放置することによるさまざまなダメージも防げるので、意識してみましょう。
メリット③ヘアケアにかかるコストを抑えやすい
コスト面のメリットもあります。毎日使っていたシャンプーやトリートメントを2日に1回にすると、単純計算で使用量はおよそ半分です。特に髪が長い方は1度に使う量が多いため、差を感じやすいでしょう。
髪の毛を毎日洗わないデメリット
一方で、洗う間隔を空けることで気になると思われる点もあります。特に皮脂が多めの方は、こちらを確認してみると良いでしょう。
デメリット①べたつきが気になりやすい
頭皮の皮脂が多い方や汗をかきやすい方が間隔を空けると、頭皮に多くの皮脂や汚れが残り、根元のべたつきやかゆみとして感じられると思います。鏡を見たときに髪がぺたっとして油っぽく見え、清潔感の面で気になってしまうかもしれません。
また、ワックスなどのスタイリング剤は酸化するとにおいや汚れっぽく見えるため、使った日はその日のうちに洗い流すのがおすすめです。
デメリット②汚れがたまり、においやかゆみにつながることがある
洗う間隔が空くと、皮脂などの汚れが頭皮にたまりやすくなります。皮脂が過剰になると、頭皮の常在菌が増えやすくなり、においやかゆみ、フケとして感じられることがあります。頭皮を清潔に保つことが、すこやかな状態づくりにつながります。
においは自分では気づきにくいものなので、周囲との距離が近い場面が多い方は、間隔を空けすぎないほうが安心といえるでしょう。

デメリット③皮脂や角質で毛穴が詰まりやすい
余分な皮脂や汗、古い角質を洗い流さないままでいると、毛穴に汚れが蓄積しやすくなります。この状態が続くと、かゆみや頭皮の吹き出物などのトラブルを感じやすくなることがあります。
かゆみなどの刺激、または症状が長く続く場合は、自己判断で対処せず、皮膚科などの医療機関へ相談することも検討してみてください。
髪の毛を毎日洗うメリット
毎日洗う一番のメリットは、その日についた汚れをその日のうちにリセットできることです。余分な皮脂や汚れを洗い流すことで、地肌を清潔に保ちやすくなります。清潔な地肌を保つことは、すこやかな髪の土台をととのえるうえでも大切なポイントです。
メリット②頭皮の不快なにおいを抑えやすい
頭皮に残った皮脂は、時間が経つと酸化してにおいのもとになるといわれています。毎日洗えば、においのもとになりやすい汚れが落とせます。人と会うことが多い日や、外にいることが多い日、汗をかいた日は、その日のうちに洗っておくと安心でしょう。
メリット③気分のリフレッシュにつながる
髪を洗う行為には、汚れを落とすこと以外の価値もあります。一日の終わりに頭を洗うと気持ちがすっきりし、リセットできる切り替えの時間として感じられる方も多いのではないでしょうか。好きな香りやシャンプーブラシを取り入れると、よりリフレッシュすると思います。
髪の毛を毎日洗うデメリット
毎日洗うことにも注意点があります。特にぱさつきやダメージが気になる方は、次の2点を見ていただけたらと思います。
デメリット①必要な皮脂まで落としてしまうことがある
洗浄力の強いシャンプーで毎日洗ったり、強い力でゴシゴシ洗うと、頭皮を守っている皮脂や髪の大事な油分まで落ちてしまうことがあります。頭皮が乾燥すると、古い角質がはがれて細かいフケとして目立ったり、乾燥による刺激でかゆみを感じたりすることがあります。
毎日洗うことが悪いわけではなく、「どんなシャンプーで、どう洗うか」のほうが重要になります。
デメリット②摩擦で髪に負担がかかりやすい
髪は濡れるとキューティクルが開いてダメージを受けやすくなります。その状態で髪同士をこすり合わせるようにゴシゴシと洗うと、摩擦によってキューティクルがダメージを受けてしまいます。ダメージを受けると髪のうるおいが逃げやすくなり、乾燥やパサつきとして感じられたり、指通りなどの感触が悪くなることがあります。ダメージが気になる方は、シャンプーの選び方や洗い方などを意識するほうが効果的でしょう。
洗う頻度より大切な「洗い方」の基本ステップ
頻度をどう設定しても、洗い方が雑だと頭皮に汚れが残ったり、髪に負担がかかったりします。ここでは毎日のシャンプーで意識したい4つのステップを紹介します。
ステップ1:ブラッシングと予洗いで汚れをよく落とす
お風呂に入る前にブラッシングをしておくと、髪の絡まりがほどけ、汚れなども落としやすくなります。そして38度前後のぬるま湯でよく髪と地肌を流しながら汚れを落としましょう。この予洗いだけでも汚れのかなりの部分を落とせるといわれ、シャンプーの泡立ちもよくなります。よく泡立てることで泡量が出やすくなり、シャンプー時の髪同士の摩擦が防げ、また汚れもきれいに落とすことができます。
ステップ2:よく泡立ててから、指の腹で地肌を洗う
シャンプーは手のひらで軽く泡立ててから髪にのせます。原液をそのまま頭皮につけると乾燥や刺激によるかゆみなどが起きやすくなると考えますので、注意しましょう。
洗うのは髪ではなく地肌、というイメージを持つと良いでしょう。爪を立てず、指の腹で頭皮をやさしく揉むようにマッサージしながら洗いましょう。
ステップ3:すすぎは「洗った時間の倍」を意識する
意外と見落とされやすいのがすすぎです。洗浄成分が地肌に残るとかゆみなどが起こることもあるため、洗った時間の倍を目安に流しましょう。流し残しが起きやすい耳のうしろや髪が多い後頭部、えりあしなど、お湯を良く通しながらすすぐようにしてみてください。
ステップ4:タオルドライとドライヤーで乾かすのは早めに
濡れた髪はキューティクルが開いた状態で、摩擦の影響を受けやすいといわれています。タオルで包み込むようにしながらよく水気を取り、ドライヤーは根元をかきあげて風を通すようにしながら乾かしていきましょう。洗い流さないトリートメントを使うと、ドライヤーの熱から髪を守りながら乾かすことができます。
洗わない日はどう過ごす?
洗わない日も、次のような工夫をしておくと快適に過ごしやすくなります。
- ぬるま湯だけで地肌を流す(湯シャン)で、汗や汚れを落とす
- ブラッシングで、髪についた汚れや絡まりをほどく
- ドライシャンプーやヘアフレグランスで、においやべたつきをカバーする
- 枕カバーをこまめに替える
ただし、湯シャンだけではスタイリング剤は落としきれません。スタイリング剤を使った日はシャンプーで洗い流すことをおすすめします。
洗う頻度に合わせたシャンプーの選び方
毎日洗うか、間隔を空けるか。どちらを選ぶ場合でも、シャンプー選びが仕上がりを左右します。ここでは選ぶときの2つのポイントを紹介します。
洗浄成分のタイプで選ぶ
シャンプーは、メインで使われている洗浄成分によって洗い上がりの印象が変わります。
毎日洗う方は、洗浄力がおだやかなタイプを選ぶと良いでしょう。
| タイプ | 洗い上がりの傾向 | 向いている方 |
|---|---|---|
| アミノ酸系界面活性剤 | 植物由来でやさしい。すっきりしたものからしっとりした洗い上がりまで様々 | 毎日洗う方/乾燥やダメージが気になる方 |
| ベタイン系界面活性剤 | 洗浄力がマイルドで頭皮や髪にやさしい | 頭皮がデリケートな方/しっとりした洗い上がりを好む方 |
| 硫酸系界面活性剤 | 洗浄力が強くて泡立ちがよく、さっぱりした洗い上がり。きしみやすい。 | 皮脂やスタイリング剤をしっかり落としたい方 |
それぞれの特徴がありますので、自分の頭皮や髪の状態、洗う頻度に合っているかなど考えて選ぶと良いでしょう。
頭皮の悩みで選ぶ
においやべたつきが気になる方は、地肌を清潔に保つことを意識した頭皮ケア向けのタイプ、乾燥やパサつきが気になる方は、うるおいを与えるタイプのものを選ぶとよいでしょう。そして香りやテクスチャーの好みや自分に合う合わないなども大切な判断材料となるので、さまざまな観点で選んでみてはいかがでしょうか。

頭皮ケアを考えるなら「シルクザリッチ(SILK THE RICH)」がおすすめ!
毎日洗うと乾燥が気になる、かといって間隔を空けるとにおいやべたつきが気になる。そんな板ばさみを感じている方におすすめなのが、シルクザリッチ(SILK THE RICH)のスカルプ&リペアラインのシャンプー&トリートメントです。
スカルプ&リペア(ブラック)の特徴
シルクザリッチは、「シルクの力で、洗う、包む、守りつづける。」をコンセプトにしたブランドです。
こだわり3種のシルク成分であるシルク由来の洗浄成分*1や加水分解シルク*2、シルクポリマー*3など配合しています。
なかでも頭皮のにおいやべたつきが気になる方に向いているのが、スカルプ&リペア(ブラック)です。シャンプーはシルク*1×炭*4で頭皮環境を整えながら優しく洗い、程よいメントールを配合しているので、頭皮にスッキリ感を与えてくれます。トリートメントは、保湿クリームのようなテクスチャーでさらさらつややかな仕上がりになるので、女性でもお使いいただけます。
地肌はすっきりさっぱり、髪はしっとりさらさらという仕上がりを目指したい方におすすめのラインです。香りは高級ブランド香水のような、ナチュラルなのに色気を感じる、落ち着きのある香りです。香りや使い心地、仕上がりなどを是非お試しください。
*1 ラウロイル加水分解シルクNa(洗浄剤・ヘアコンディショニング剤)、*2 保湿剤、*3 (加水分解シルク/PGプロピルメチルシランジオール)クロスポリマー(ヘアコンディショニング剤)、*4 基剤・洗浄剤
【こんな方におすすめ】
- 毎日洗いたいけれど、洗ったあとの頭皮や髪の乾燥が気になる方
- 夕方になると頭皮のべたつきやにおいが気になる方
- 頭皮はさっぱり、髪はしっとりさらさらに仕上げたい方
- 香りにもこだわって、毎日のバスタイムを楽しみたい方
- サロン発想のケアを自宅で続けたい方
ヘアケアは、毎日の積み重ねが少しずつ形になっていくものです。まずは自分に合うラインを見つけることから始めてみてはいかがでしょうか.
それぞれの特徴がありますので、自分の頭皮や髪の状態、洗う頻度に合っているかなど考えて選ぶと良いでしょう。
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よくある質問
Q1. 1日2回洗うのはよくないですか?
A. 一概によくないとは言えませんが、洗浄力の強いシャンプーで2回洗うと、頭皮や髪のうるおいまで落としてしまうことがあります。汗をかいた日に2回洗いたい場合は、1回目はぬるま湯だけで流すといった工夫をしてみてください。頭皮のつっぱりや乾燥などによるかゆみを感じたときは、回数やシャンプーの洗浄力などを見直すサインです。
Q2. 洗う頻度を変えれば、パサついた髪は元に戻りますか?
A. 1度傷んだ髪は健康な状態に戻ることはありませんが、洗い方やインバスアイテムを見直すことで、うるおいやつやを与えることは可能です。また、ダメージが気になるときは、洗い流さないトリートメントも併せて使うことで指通りやまとまりが良くなるので、使ってみると良いでしょう。
まとめ
髪を毎日洗うべきかどうかですが、頭皮の皮脂の量や生活スタイル、季節によって変わると思います。頭皮や髪が乾燥しやすい方は間隔を空ける日を考えても良いでしょう。また皮脂が出やすい方や汗をかいた日は、その日のうちに洗うほうが良いでしょう。
そして頻度の他に大切なのが洗い方です。ブラッシングや予洗い、充分な泡でこすらないように洗うこと、ていねいなすすぎ、早めにドライヤーで乾かすこと。この4つのポイントを意識すると良いでしょう。まずは今日から、夕方の地肌の様子や洗ったあとの頭皮のつっぱり感といった小さなサインを観察してみてください。自分にちょうどよい頻度がきっと見つかると思います。






