髪を乾かさないで寝るデメリットとは?正しいドライヤーの使い方も紹介

お風呂上がりに髪の毛を乾かすのは面倒と感じる方も多いでしょう。とくに、髪の毛が長い場合、乾かすのに時間がかかることから、自然乾燥でそのまま寝る方も見られます。夜は仕事や育児の疲れから「できる限り早く横になりたい」と考えるため、髪を乾かすのを億劫に感じるのも無理はありません。

しかし、髪を乾かさないで寝ると、嫌な臭いや頭皮のトラブルなどさまざまな問題を引き起こす可能性があります。髪と頭皮を健やかな状態に保つためにも、ドライヤーで乾かしてからベッドに入るのがおすすめです。

今回は髪の毛を乾かさないで寝てしまう8つのデメリットを紹介します。髪の毛を良い状態に保つために、正しい乾かし方やケア方法を理解しましょう。

目次

髪を乾かさないで寝るデメリット8選

ここでは、髪を乾かさないで寝る時に起こる、8つのデメリットを紹介します。髪を乾かさないで寝ると頭皮や髪のトラブルにつながるだけでなく、翌日のスタイリングにも影響を及ぼします。

切れ毛が増える

髪の毛を濡れた状態で放置すると、ダメージにつながります。濡れている髪の毛は繊維がもろくなっており、乾かした状態と比較して摩擦により切れ毛が発生しやすくなっています。

切れ毛は髪の毛をブラッシングした際や髪の毛を洗った際に、短いものが落ちているのを見かけたら注意のサインです。切れ毛が増えるとスタイリングしても、短い髪の毛が目立ったり、全体的にまとまりがなくなったりとネガティブな影響を及ぼします。

頭皮が臭くなる

髪の毛を乾かさずに寝てしまうと、雑菌が増えて頭皮から嫌な臭いがする原因になります。生乾きの頭皮は通常よりも雑菌の繁殖スピードが早くなっています。そのため、髪の毛をかきあげた際やスタイリングをする際に、嫌な臭いがして気持ちが沈んでしまうこともあるでしょう。

せっかくヘアスタイルが決まっても嫌な匂いが1日中続くと、周囲の目が気になってストレスを感じることもあります。

頭皮がかゆくなる

髪の毛を乾かさずに放置すると、頭皮の血行不良が起こり、だんだんと古い角質がたまってかゆみが発生することもあります。私たちの体では日々代謝が起こっており、古い角質は剥がれ落ちていく仕組みです。

しかし、血行不良が起こると代謝がうまくいかず、角質が厚みを増していきます。髪を乾かさないでいると頭皮の状態が悪くなり、肌荒れや髪の成長を妨げる要因になるのです。

にきびや吹き出物などの肌荒れが生じる

頭皮環境が悪化することで、頭皮のにきびやふき出物ができてしまうこともあります。髪を乾かさず、頭皮でにきびやふき出物の原因となる雑菌が増殖すると、炎症が起こりヘアケアにも影響を与えるでしょう。

頭皮に肌荒れが発生すると、スタイリング剤を使えなくなったり、ブラッシングする際に痛みを感じたりします。そうなると、毎日のヘアケアでストレスを抱えることになるでしょう。

頭皮の吹き出物は目立ちにくいものの、髪の毛が生えていることから治りにくい特徴もあります。頭皮トラブルを発生させないためにも、髪の毛を乾かす習慣を身につけたいものです。

フケや皮膚炎を引き起こす

髪の毛を乾かさない場合、雑菌が繁殖しやすくなり、嫌な臭いが発生するだけでなく、皮膚炎やフケなどの皮膚トラブルが発生しやすくなります。皮膚トラブルが起こると通院や薬を塗布する時間を要するため、ストレスを感じます。また、フケが目立つと周囲の人に不潔な印象を与えてしまうことから、自分のイメージダウンにもつながるでしょう。

皮膚トラブルが起こり、頭皮がかゆかったり痛かったりすると、仕事で集中できなかったり、イライラしてしまったりと別のネガティブな影響も生じてしまいます。

寝ぐせがつきやすくなる

髪が濡れた状態で寝てしまうと、翌日に寝癖がついて取れなくなる可能性があります。髪の毛は濡れていると柔らかく、乾くと固くなる性質があり、濡れたまま寝具に髪の毛を押し付けると頑固な寝ぐせができてしまうのです。

寝癖ができてしまうと朝、もう一度シャワーを浴び直さなければいけなかったり、髪を濡らしてからスタイリングをし直したりする必要があります。

忙しい朝に頑固な寝癖がついてしまうと、直すのに時間がかか、スタイリングがうまくできず1日を暗い気持ちで過ごすことにもなるでしょう。寝癖直しの時間を短縮するためにも、髪の毛を乾かすのは大切です。

ヘアカラーが落ちやすくなる

ヘアカラーを行っている方は髪を乾かさないことで髪にダメージが蓄積し、ヘアカラーの持ちが悪くなります。髪が濡れた状態の場合、私たちの髪を保護してくれるキューティクルが開いた状態になっています。キューティクルが開く状態が長くなると、髪の毛の内部に定着している染料が落ちやすくなるのです。

美容院でヘアカラーを行っている場合、1度あたりの金額がかさむことから「できるだけヘアカラーは長持ちさせたい」と考える方も多いでしょう。せっかくのカラーを長持ちさせるためにも、髪の毛をしっかり乾かすことが求められます。

頭痛や風邪の原因になる

髪の毛を乾かさずにいると、血行が滞ったり、体が冷えやすくなったりして体調不良の原因にもなります。とくに、冬場は髪の毛を乾かさず体が冷えることで、頭痛や風邪をひきやすくなることもあるでしょう。大人はもちろん、ドライヤーで髪の毛を乾かすのを嫌がる子どもも注意が必要です。

さらに、髪の毛を乾かさずそのまま外出してしまうと風邪をひく可能性が高まるため、髪を洗った後は必ず乾かす習慣を身につけましょう。

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ドライヤーを使った正しい髪の毛の乾かし方

髪の毛を乾かさず放置することで、さまざまなデメリットがあるとわかりました。ここからは、髪の毛を乾かすために知っておきたい正しいドライヤーの使い方を紹介します。髪の毛を乾かす際は4つのポイントを意識しましょう。

はじめに根元や頭皮を乾かす

髪の毛をドライヤーで乾かす際は、根元や頭皮から乾かしましょう。根元から乾かすと、乾きやすくボリュームがアップも叶います。髪の内側からたっぷりドライヤーの空気を含ませるようなイメージで乾かしていきます。

なお、ドライヤーは髪の毛から10センチ以上、離して使用するのがおすすめです。近づけすぎると髪に必要以上の熱ダメージを与えてしまいます。

トップにはさまざまな方向から風をあてる

髪の毛を乾かす際は、まんべんなく風をあてていきましょう。風を一定方向からあてると分け目がくっきりと見えてしまい、ぺったりとした印象を与えてしまうこともあります。根元や頭皮を乾かした後は、さまざまな方向から風をあててナチュラルな仕上がりを目指しましょう。

くせやうねりは伸ばしながら乾かす

髪のくせ、加齢によるうねりが気になる場合は、髪の毛を伸ばしながら乾かしていきましょう。髪が半乾き位になったころから髪の内側に手を入れて、上から下に引っ張るように乾かしていきます。

この時、一度髪を上に引き上げてから下におろしてあげることで、髪の重みを使い、より良い仕上がりを目指せます。

髪の乾かし方については、普段利用する美容院の美容師さんの乾かし方を参考にするのもおすすめです。どのようにドライヤーの風をあてているか、まとまりのあるスタイリングはどのように行っているかをチェックしてみましょう。

温風のあとに冷風で整える

髪の毛を温風で乾かした後は冷風で頭皮を引き締めてあげましょう。髪のくせを伸ばした後に最後に全体に風をあてていきます。この時も表層部だけあてるのではなく、髪の内側からしっかりと風をあてていきましょう。

なお、髪のダメージが気になる場合は、乾かす前にヘアオイルやヘアバターを使用する方法もおすすめです。カラーダメージや乾燥など、自分の悩みに合わせたアイテムを選択しましょう。

まとめ

髪の毛は乾かす際に時間がかかるため、つい後回しにしてしまったり、乾かさずに寝てしまうこともあるでしょう。とくに、家事や育児で自分の髪の毛を乾かす時間がない場合「気がついたら髪の毛が乾いてしまっていた」ということもあります。

しかし、髪の毛を乾かさなければ、せっかくきれいに洗いあげたのに嫌な臭いがしたり、髪が痛んでしまったりと、さまざまなデメリットが目立ってしまいます。髪を洗ったら、できる限り早めにドライヤーで乾かしてあげましょう。

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