髪に手ぐしを通したときに、途中で引っかかってしまう。シャンプー中に髪がきしんで、指通りが悪い。そんな感覚に心当たりはありませんか。
髪の指通りが悪いというのは、髪の表面がなめらかさを失って、髪同士に摩擦が生じている状態です。キューティクルが傷むとキューティクルが削れたり、めくれたり、剥がれたりするため、滑らかさが低下し、指通りが悪くなります。またツヤも低下するためヘアスタイルの仕上がりや見た目にも影響します。
本記事では、指通りが悪くなる仕組みと原因の見分け方から、洗い方・乾かし方・くしのとかし方までと、指通りなめらか・サラサラに整える方法をわかりやすく解説します。
髪の指通りが悪い・きしむとはどんな状態?
同じ「引っかかる」でも、髪の表面で起きていることは1つではありません。まずは指通りを左右している原因から見ていきましょう。
①指通りを決めているのは、髪の表面のなめらかさ
髪の約80〜90%はタンパク質(ケラチン)で構成されており、その他は水分や脂質、メラニン色素などでできています。髪の表面は、キューティクルという、鱗状の層で覆われています。
キューティクルの状態が整っている髪は光を反射しやすく、自然なツヤが生まれ、指通りもなめらかになります。逆に表面が削れたり、剥がれたりすると、髪の絡まりや指通りの悪さにつながっていきます。
②最表面の脂質が失われると、摩擦が増える
キューティクルとキューティクルの境界には細胞膜複合体(CMC)があり、そこに脂質成分18-MEA(18-メチルエイコサン酸/ラノリン脂肪酸)が存在します。健常な髪は毛髪表面を、この18-MEAがおおっています。
この最表面の18-MEAが紫外線やヘアカラー(ブリーチ)などのダメージによって失われると、表面にかかる摩擦が増えます。その摩擦がキューティクルをこすれやすくし、傷みやすくします。指通りの悪さは、摩擦が増えたサインとも言えますね。
③引っかかりが、次の引っかかりを生む
1度傷ついたキューティクルは、元には戻りません。キューティクルの端が削れたり、めくれたりするとより引っかかりやすくなると言われています。
引っかかった髪の絡まりをほどこうと強い力で引っ張ったりすることで、よりキューティクルが傷ついたり、切れ毛などが起こる原因となりますので、毛先からやさしくほどいていくことが大事です。

髪の指通りが悪くなる5つの原因

指通りが悪くなる原因は、日々の扱い方によって生じる摩擦や負荷が積み重なることにあります。
心当たりのあるものから見直していくことが、ダメージを進行させない大事なポイントとなります。
原因① 濡れたまま摩擦を受けている
髪は濡れている間、キューティクルが開いたまま、水を含んで膨潤したままの状態になります。濡れた髪は乾いているときよりやわらかく、キューティクルも傷つきやすい状態になっています。
タオルでゴシゴシ拭く、濡れたままとかす、乾かさずに眠る。どの場面もこの傷みやすい状態の摩擦によるダメージを加えることになります。
原因② 熱を同じ場所に当てすぎている
髪は高温の影響を受けやすく、90℃前後の熱で強度が低下し始め、キューティクルの表面に影響がでやすいことが知られています。熱で傷むとツヤが失われたり、指通りが悪くなったりします。
さらに高い温度では、キューティクルの浮きや膨らみなどの構造変化が起こりやすくなりますので、高い温度でヘアアイロンを使うと、髪がやけどした状態になり、キューティクルが傷みます。
原因③ ヘアカラーやパーマをくり返している
ヘアカラーやパーマでは、キューティクルが開いて内部成分が流出したり、髪の結合に作用するためダメージが蓄積しやすくなります。
施術を楽しみながら続けるためにも、間の期間のケアをていねいにして、ダメージをため込まないことが大切です。

原因④ 紫外線を浴び続けている
紫外線を浴び続けるとダメージに繋がりやすくなります。前述のとおり、最表面の脂質は紫外線でも失われるため、摩擦が増える入り口になります。
洗い流さないトリートメントであらかじめケアし、そのうえで帽子・日傘を活用しましょう。
原因⑤ 洗い方・とかし方に力が入っている
洗浄力が強いシャンプーで洗うと髪に必要な栄養分まで奪われ、きしみによる摩擦などでキューティクルが傷む原因になります。爪を立てて洗う、泡立てずに原液をこすりつけるといった洗い方も、摩擦を増やしてしまいます。
また濡れた髪をタオルドライした後、強い力でいきなりブラッシングすると、傷みだけでなく、髪が絡まった時に引っ張ることで切れ毛を引き起こすこともありますので注意が必要です。
「洗っている最中のきしみ」と「乾いてからの引っかかり」はそれぞれを考えてみる

洗っている時と乾いている時のきしみや引っかかりは少し違いますので、それぞれの注意点や見直す場所を見ていきましょう。
洗っている最中のきしみ
洗髪中のきしみは、濡れた髪が膨潤してキューティクルが開き髪同士がこすれることで起こります。さらに洗浄力が強すぎる場合にも、摩擦が増えてきしみが起きやすくなります。
洗っている時のきしみは、洗う工程そのものを見直すサインと考えてよいと思います。予洗いを丁寧にし髪をしっかり濡らす、泡を立ててから髪にのせ充分な泡で髪を包みこむようにやさしく洗う、お湯をとおしながらやさしくしっかりと洗い流すといった、やさしく丁寧な洗い方を心がけましょう。
乾いてからの引っかかり
髪が乾いた状態で引っかかる場合は、キューティクルがすでに傷んでいて、表面がなめらかではなくなっていることが考えられます。
削れたり剥がれたりしたキューティクルが、健康な状態に戻ることはありません。ただし、指通りやまとまり、つやを与えることは可能です。よりダメージさせないための日々のケアや扱い方に気をつけていきましょう。
| 起きるタイミング | 傷みやすい原因 | 見直すところ |
|---|---|---|
| 洗っている時 | 髪が濡れて膨潤し、キューティクルが開いて摩擦を受けやすく傷みやすい | 予洗い・泡立て方・泡量・洗い方・洗浄力の強いシャンプー・すすぎ方 |
| 乾いたあと | キューティクルが傷んでいると指通りが低下し、摩擦を受けやすい | 乾かし方・とかし方・アウトバスを使う |
きしむ髪をサラサラに整える方法|6つのステップ
ここからは実際の手順です。洗う・乾かす・守るの流れに沿って並べました。できるところから1つずつ取り入れてみてください。
ステップ1 ぬるま湯で予洗いをする
髪を濡らすだけで終わらせず、地肌までぬるま湯を行き渡らせます。予洗いで地肌・毛髪の汚れの多くが落ちるため、そのあとのシャンプーで泡立てやすくなり、充分な泡でやさしく洗いやすくなります。
ここを丁寧にしておくと、摩擦を極力抑えて洗うことができますね。
ステップ2 泡を立ててから髪にのせる
シャンプーを直接髪につけてこするのではなく、手のひらで泡を立ててからのせます。指の腹で地肌を動かすように洗い、髪同士をこすり合わせないようにしましょう。
充分な泡をクッションにすると、洗っている間の摩擦を減らすことができます。
ステップ3 トリートメントは毛先やダメージが気になるところを中心に
トリートメントは、髪の毛先やダメージの気になるところを中心になじませます。少しずつ毛束をとり、よくなじませるのがポイントです。
すすぎは、地肌に残らないようにしましょう。
ステップ4 タオルドライは抑えるように
タオルドライの時は擦らず、抑えるようにやさしく水気を取ります。ここで水分をよく取っておくと、ドライヤーを当てる時間が短くなります。
ステップ5 乾かす前に洗い流さないトリートメントをつける
乾かす前に洗い流さないトリートメントをつけると、熱ダメージや過度な乾燥から髪を守りながら乾かせます。つける範囲は、毛先やダメージが気になるところを中心になじませます。
使う順番は、シャンプー&トリートメントのあと、ヘアミルク、ヘアオイル、そしてドライヤーという流れがおすすめです。
ステップ6 まんべんなく、根元から乾かす
ドライヤーは根元から当てます。髪をひっぱらないように風を通し、1か所に過度に当てないように気をつけて乾かしましょう。
毛髪は乾燥のスピードが速いほど、表面と内部の水分量に差が生じやすくなり、その結果としてキューティクルが浮き上がることがあります。頭全体を行き来しながら少しずつまんべんなく乾かすとよいでしょう。
キューティクルは鱗状のものが上から下に並んでいるので、根元から毛先へ風を当てて整えるとツヤが出てきれいに見えます。仕上げは冷風で、髪の表面をなでるように根元から毛先に向かって当てましょう。
- ぬるま湯で予洗いをする
- 泡を立ててから髪にのせ、充分に泡立てる
- トリートメントを毛先やダメージの気になる所を中心になじませる
- タオルドライはこすらず、良く水分を取るようにする
- 乾かす前に洗い流さないトリートメントをつける
- 根元からまんべんなく乾かし、仕上げに冷風で整える
とかし方を変えるだけでも指通りは変わる

ケアの時に見落とされがちなのが、とかし方です。無理な力を入れずにとかすことで、髪にかかる負担はずいぶん違ってきます。
毛先から順番にとかす
とかすときは毛先・中間・根元からの順番に、少しずつとかしていきます。いきなり根元からとかすと、絡まりをそのまま引っ張ってしまいます。
引っかかりを感じたら、無理に通さず、手でやさしくほぐしてからとかしましょう。
濡れている間はとかさない
濡れている髪は負荷がかかりやすく、傷みやすい状態です。できるだけとかすのは乾かした後にしましょう。
どうしても絡まりをほどきたいときは、洗い流さないトリートメントをなじませてから、手ぐしや粗めのくしでやさしくほぐしてください。
指通り・パサつきが気になる方に「シルクザリッチ(SILK THE RICH)」がおすすめ!
毎日洗って乾かすからこそ、洗う段階から摩擦を減らすケアをしておきたいところです。洗浄成分や髪を補修・保湿する成分などをチェックし、洗いながらうるおいを届けられるシャンプーを選びたいですね。
シルクの力で、洗う、包む、守りつづける
乾燥やパサつきが気になる方におすすめなのが、シルクザリッチ(SILK THE RICH)の白です。シルクザリッチ(SILK THE RICH)は「シルクの力で、洗う、包む、守りつづける」をコンセプトにしたヘアケアラインです。髪や肌と近い性質を持つ天然シルクのたんぱく質に着目して生まれました。
こだわり3種のシルク成分であるシルク由来の洗浄成分*1や加水分解シルク*2、シルクポリマー*3などを配合しています。
*1 ラウロイル加水分解シルクNa(洗浄剤・ヘアコンディショニング剤)、*2 保湿剤、*3 (加水分解シルク/PGプロピルメチルシランジオール)クロスポリマー(ヘアコンディショニング剤)
シャンプー・トリートメントとアウトバスの組み合わせ
シャンプーは、濃密な泡のテクスチャーで、しっとりなめらかに洗いあげます。泡が髪と地肌を包み込むので、洗っている間の摩擦が気になる方にも使いやすいと思います。
トリートメントは保湿クリームのような濃厚テクスチャーで、ダメージした髪もしっとりつややかな仕上がりに導きます。乾かす前のアウトバスには、同じ香りのヘアミルク GPFがあります。糸引きミルクで、うるおいつややかにまとまるアイテムです。
香りはゴールデンペアー&フリージアの香りで、トップはゴールデンペアーやライチ、ベルガモットからはじまり、フリージアやガーデニアを基調とし、ラストにアンバーやムスクが重なり、高級ブランド香水のような香りに包まれます。

【こんな方におすすめ】
- 髪のパサつきが気になる方
- 髪のダメージが気になる方
- しっとりなのにサラサラでツヤめく髪にしたい方
- 髪の指通りが悪い方
- 洗っている時のきしみが気になる方
毎日の積み重ねが、これからの髪の状態をつくっていきます。香りや使い心地、仕上がりなどを是非お試しください。
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よくある質問
Q1. シャンプー中に髪がきしむのは、シャンプーが合っていないからですか?
A. きしみは、髪が濡れて膨潤し、キューティクルが開いた状態で髪同士がこすれることでも起きやすくなります。まずは予洗いをていねいにする、よく泡立てて充分な泡で洗う、といった洗い方を見直してみましょう。そのうえで、きしみを感じる場合は、洗浄力のやさしいシャンプーや補修などケアしながら洗えるものを選ぶと良いでしょう。
Q2. 指通りをよくするには、トリートメントとアウトバスのどちらを優先すべきですか?
A. それぞれの役割がありますので、組み合わせて使うのがおすすめです。まずはインバスのトリートメントを中心にしっかりケアし、まだ指通りが足りない場合は、より髪表面をコートするアウトバスを取り入れることをおすすめします。
Q3. 髪を早くサラサラにしたいのですが、どのくらい続ければよいですか?
A. 髪は、伸びてくる部分とすでに傷んでいる部分が混ざっているため、変化の感じ方には幅があります。傷んだ部分が元に戻ることはありませんが、毎日のケアをそろえていくことで、指通りやまとまりは整いやすくなります。日々の心がけと積み重ねがサラサラな髪への近道です。
まとめ
髪の指通りの悪さやきしみを感じるときは、キューティクルが削れたり、めくれたりと傷むことで摩擦が増えていることが考えられます。最表面の脂質が失われるとなめらかさがなくなって摩擦がさらに大きくなり、引っかかりやすくなります。
そのため、洗っている最中のきしみと、乾いてからの引っかかりを分けてケアすることが近道になります。前者は予洗いと泡立て、後者は乾かし方・とかし方・アウトバスを見直していきましょう。
髪質やダメージの状態に合った製品を選ぶことも、毎日のケアを続けやすくしてくれます。まずは土台となるラインを選んでみてください。力を抜いてやさしく扱うことが、サラサラへの一番の近道になりますね。





