くせ毛を治すには?原因や種類とともに改善方法を紹介

くせ毛のためにヘアスタイルが思うように決まらなかったり、湿気で広がったりなど困っている人も多くいるでしょう。くせ毛の根治は、くせ毛のタイプによって難しい場合もありますが、少しでもよくすることはできます。これまで、くせ毛対策を試してきた人でも、知らなかった方法があるかもしれません。くせ毛は髪の毛自体のケアのみならず、インナーケアも重要なのです。本記事では、くせ毛の原因や体を整える必要性などについて紹介します。

くせ毛を治すには、正しいヘアケアと日ごろの生活習慣を見直すことが重要です。自分のくせ毛はどのような理由で発生しているのか、正しいヘアケアとはどのような方法なのかなど、くせ毛を少しでもよくするノウハウについて本記事でまとめています。

目次

くせ毛が発生する原因

くせ毛が出現してしまう理由はさまざまですが、生まれつきによるものや、ダメージによるものなどが挙げられます。成長してからくせ毛が出現した人は、後者の可能性があるでしょう。くせ毛が発生するメカニズムや原因を知ることでできる対策があるため、まずはくせ毛が出現する原因を知ることから始めましょう。

うまれつきのくせ毛

家族がくせ毛の場合、くせ毛の要素を持って生まれる場合があります。幼いころからくせ毛であったなら、家族からの遺伝を受け継いでいる可能性が高いでしょう。くせ毛が遺伝する確率は約8割と高く、家族がくせ毛の場合、くせ毛の要素を持って生まれやすいと分かっています。また、毛根の形状なども遺伝するため、生まれつきのくせ毛は根治が難しいのです。

毛穴や毛根の歪み

頭皮の毛穴に皮脂が溜まると毛穴詰まりを起こし、髪の毛がねじれて生えてきます。このねじれがくせ毛に変化するのです。毛穴が詰まるとくせ毛が生える原因は、毛穴と皮脂の詰まっていない部分を通って髪の毛が生えてくることにあります。隙間から無理やり生えることでまっすぐ伸びず、くせがついた髪の毛の出現を助長してしまうのです。

ホルモンバランスの乱れ

ホルモンバランスが崩れるとくせ毛が発生する理由は、くせ毛の遺伝子が呼び起こされるためといわれています。成長期や更年期はホルモンバランスが崩れやすく、とくに、女性は妊娠・出産で一気にバランスが崩れてしまう傾向があります。そのため、これまでストレートヘアだった人でも突然くせ毛が出現する場合があるでしょう。

外的ダメージの蓄積

ヘアカラーやヘアアイロンなどで日常的にダメージを与え続けると、くせ毛が出てくることもあります。髪の毛はカラー剤や熱に弱く、ダメージが加わるとキューティクルが開きます。キューティクルが開くと髪の毛の水分や栄養分が流れ出てしまい、乾燥によりうねってくせ毛が生じるため、くせ毛予防は傷みに気をつけることも必要です。

加齢による水分の流失

年齢を重ねると髪の毛の水分が減少するだけでなく、頭皮が衰え皮膚が下がることでもくせ毛が発生します。年齢を重ねるごとに髪の毛の水分を維持しにくい状態が起こり、髪の毛が乾燥することでくせ毛が出てしまいます。また、頭皮も肌と同じく加齢により下がり、毛穴の形状が変化するために髪の毛が真っすぐ生えず、くせ毛が発生するのです。

くせ毛の種類は主に4つ

一見どれも同じに見えるくせ毛ですが、くせ毛には種類があります。違いとしては、くせの付き方や手触り、広がりやすさや切れやすさなどが挙げられます。中にはパッと見ただけではくせ毛と見分けられないものもあり、自分はストレートヘアだと思っている人もくせ毛に当てはまるかもしれません。ここでは、くせ毛の種類について紹介します。

1.縮毛

縮毛は見た目のくせが最も強く、髪の毛がきつくうねっているくせ毛です。縮毛は髪の毛の水分維持力が低く乾燥しやすいうえ、濡れても髪の毛が水分を吸いづらい特徴があります。手触りは固いですがダメージに強いわけではなく、傷みやすく切れやすい一面もあるため、ヘアセットが難しく感じる場合もあるでしょう。

2.波状毛

波状毛は縮毛に比べ縮れ方が緩いくせ毛のことを指し、日本人に多く見られるくせ毛といわれています。波状毛は湿った空気に弱く、膨張しやすいため扱いづらいことがあります。また、波状毛は人によってパーマを当てたカールに似ている場合もあり、くせ毛をうまく使ったスタイリングがしやすいのが特徴です。

3.捻転毛

捻転毛はその名のとおり、髪の毛がねじれた状態のくせ毛のことを指します。一見真っすぐな髪の毛に見える人もいますが、よく見るとコイルや紐などに似た形状をしています。捻転毛の特徴は、手触りがザラザラ、チリチリしていることです。また、水分維持力が低いため髪の毛がパサつきやすいうえ、ねじれ部分が切れやすいことも特徴です。

4.連珠毛

数珠が連なる形状に似ている連珠毛は、見た目は直毛や捻転毛に見える特徴があります。よく見ると、太い箇所と細い箇所が交互に連なっているため、ボコボコした手触りを感じられます。また、細い箇所が負荷に弱くすぐに切れてしまうため、ヘアセットに難があったりストレートヘアの施術などがうまくいかなかったりと、困難を感じやすいくせ毛であるのが特徴です。

くせ毛を治すための方法

生まれつきくせ毛の人は根治が難しいですが、目立たせない工夫やさまざまなケアをすることでくせ毛が緩和される場合があります。縮毛矯正などもよいですが、髪の毛にダメージを与えない日常生活での工夫も重要です。ここでは、髪の毛の洗い方や、日々の生活習慣を整えることがくせ毛に与える影響などについて紹介します。

シャンプーやトリートメントを見直す

くせ毛をよくするためには、現在使用しているシャンプーを見直してみましょう。シャンプーの種類にはさまざまなものがありますが、とくに、洗浄力が強いシャンプーはくせ毛に不向きとされています。くせ毛の原因である毛穴の歪みや変形は、頭皮の皮脂不足が原因の一つです。乾燥や皮脂の過剰生成は毛穴詰まりを起こしてしまい、結果毛穴の形状が変化してくせ毛が出現します。アミノ酸系シャンプーは低刺激で皮脂を取りすぎないため、おすすめです。

髪の毛の洗い方を見直す

髪の毛の洗い方もくせ毛をよくするための重要なポイントです。まずはお湯だけで時間を掛けて洗いますが、温度は38度前後を目安とします。熱すぎると皮脂を落としすぎるため逆効果です。次にシャンプーですが、手で泡立てて頭皮をマッサージしながら洗って汚れを落とし、さらに血液の循環を促すことで健康的な髪の毛への成長を手助けします。その後シャンプー剤を洗い流しますが、毛穴詰まりを起こさないためにしっかりと泡を流しましょう。

お風呂上りはすぐに髪の毛を乾かす

入浴後はすぐに髪の毛を乾かすことでくせを抑えられます。濡れたまま髪の毛が乾くとくせがついた形で乾き、くせ毛出現の要因につながります。そのため、乾かすときは髪の毛を軽く引っ張りながら乾かすことでくせを落ち着かせられるでしょう。最後にドライヤーのクールモードで髪の毛を冷やすと、開いたキューティクルが閉じ、傷みによるくせ毛を落ち着かせられます。ドライヤーの前にトリートメントを使用すると、さらにくせを目立ちにくくできます。

生活習慣を改善する

ヘアケアだけでなく、ライフスタイルを見直すことでくせ毛を治せる場合があります。ホルモンバランスが要因のくせ毛には、ホルモンバランスを整える方法が有効です。そのためには、規則正しい生活や栄養のある食事の摂取を意識する必要があります。また、運動不足やストレスは、血流の巡りを悪くし毛穴詰まりの原因を引き起こします。そのため、ストレス解消を心掛け、できる範囲で運動し、毛穴詰まりを起こさせない頭皮を維持しましょう。

まとめ

くせ毛の原因には、日ごろの生活習慣なども関わっています。不規則な生活がくせ毛を発生させる可能性があるのです。とくに、女性はライフステージの変化でくせ毛が発生するケースもあるため、ホルモンバランスの崩れに注意しましょう。くせ毛は正しいヘアケアを念入りに行うことと、生活習慣を見直すことで改善できる場合もあります。現在くせ毛で悩んでいる方は上記の内容を参考に、できる対策から始めてみることをおすすめします。

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