「髪の毛が傷んで見える」「手ぐしでの指通りが悪い」と悩み、さまざまなケアをお試しの方へ。このコラムでは髪をさらさらにするためのケア方法や、日々意識したいポイントを紹介します。髪の毛はシャンプーやヘアドライだけでなく、紫外線や生活習慣など、こまめなケアが大切です。正しいケアの習慣を身につけて、髪をさらさらな状態でキープしましょう。
髪のさらさらを妨げる原因は4つ
ここでは髪がさらさらにならない4つの原因を紹介します。「髪をさらさらにしたいけどならない…」と悩む場合は、もともとの毛質だけでなくさまざまな外的要因が関係している可能性が高いでしょう。
カラーやパーマ
頻繁にカラーやパーマを楽しんでいる方の場合、薬剤の影響で髪が傷んでしまい、ダメージから髪がさらさらでなくなってしまいます。ヘアカラーやパーマで薬剤を使うと、髪のキューティクルが溶けてしまい栄養分が流れてしまいます。その結果、髪の栄養が不足して髪がきしんでしまったり、パサついてしまったりします。
熱のダメージ
ドライヤーやアイロンなどで髪に熱ダメージを与えると、キシキシヘアの原因になってしまいます。熱ダメージから髪を守りながらスタイリングを行いましょう。
熱ダメージと聞くと、「髪を乾かさなければいいのでは」と考える方もいるでしょう。しかし、髪を乾かさずにいると、生乾きで嫌な臭いの原因になったり、枕との摩擦で髪のキューティクルにダメージを与えたりする原因になります。ヘアオイルの活用や正しいヘアドライの方法を意識する必要があるでしょう。
紫外線
紫外線を浴びる中でダメージが蓄積すると、髪がパサついたり枝毛や切れ毛が増えたりします。紫外線でダメージを受けることで髪の内部が空洞化してしまい、髪のツヤが減ったりキューティクルが剥がれたり、さらさらヘアーから遠ざかってしまいます。参考までに、紫外線は夏に強いイメージがありますが、実は一年中降り注いでいます。髪を良い状態で保つには、一年を通して紫外線ケアをする必要があるでしょう。
生活習慣
私たちの生活習慣も髪に影響を及ぼします。栄養バランスが取れていなかったり睡眠時間が不足したりしていると頭皮環境を悪化させ、髪の成長を妨げてしまいます。
生活習慣の乱れは頭皮の血行を滞らせてしまったり、十分に栄養が行き渡らなかったりと悪影響を及ぼします。不健康な生活は病気のリスクだけでなく、健康な髪の毛を育てることにも支障をきたすのです。
髪をさらさらにする方法をご紹介
ここからは髪をさらさらにするために、今日から試したい5つの方法を紹介します。髪の毛をさらさらにするには、日頃のケアを一つひとつ丁寧に行っていきましょう。
頭皮からケアする
さらさらな髪を目指すには、頭皮の丁寧なケアが必要です。髪の表面上だけをケアしても、根本的な解決にはなりません。頭皮から清潔を保ったり健康な状態を保ったりすることで髪全体の状態が良くなり、さらさらヘアを目指せます。
具体的には、頭皮をマッサージしてあげることで血行を良くしたり、頭皮を柔らかくしたりする効果が期待できます。血行が良く柔らかい頭皮は、髪を健やかに育てます。マッサージはシャンプーする際に行い、頭皮全体を揉みほぐしてあげたり、生え際から頭頂部に向けて引き上げてあげたりがおすすめです。
トリートメントで毛先をケアする
髪をブラッシングした際に、ブラシの通りが悪かったり、切れ毛や枝毛が目立ったりする場合はトリートメントで毛先の集中ケアがおすすめです。シャンプー後に行う「洗い流すトリートメント」はもちろん、お風呂上がりに「洗い流さないトリートメント」でケアをするのも良いでしょう。
トリートメントを使用する際は、髪の毛全体ではなく、毛先を中心にして塗布し指でなじませてあげます。また、トリートメントはパサつき防止や切れ毛のケア、指通り重視など、自分のお悩みに合わせたアイテムを選択しましょう。
お風呂上がりはドライヤーで髪を乾かす
お風呂上がりはタオルドライをした後、必ずドライヤーで髪を乾かしてあげましょう。お風呂から上がって乾くまでそのままにしている方も見られますが、髪を洗った後はできるだけ早くタオルドライをして水分を拭き取りましょう。
なお、ドライヤーで乾かす際はできるだけ強い風量で髪の毛を根元から乾かしてあげましょう。さらに、仕上げに温風から冷風に切り替えて乾かしてあげることで、ツヤ感のある髪の毛を目指せます。
ブラッシングは正しい方法で
朝やお風呂上がりなど、髪をブラッシングする際は正しい方法で行いましょう。ブラッシングする際、絡まっている髪の毛を無理やりといてしまうと、切れ毛やダメージの原因になります。
髪を根元から一気にとかすのではなく、毛先から少しずつ絡まりをほぐすようにといてあげましょう。段階的にブラッシングを進めることで、キューティクルが剥がれるのを防止できます。
ヘアオイルを上手に活用する
髪をさらさらにするにはヘアオイルの活用もおすすめです。ヘアオイルは紫外線やカラーなどのダメージ補修、またドライヤーやアイロンでの熱ダメージから髪を保護する役割があります。毎日ヘアオイルでケアしてあげることでダメージの蓄積を防げます。
なお、ヘアオイルは髪が濡れた状態と乾いた状態で使うものがあるため、自分が使いやすいアイテムを選択しましょう。また、ヘアオイルは香りもさまざまなため、楽しみながら選べます。
さらさら髪を目指す！上手な髪の洗い方
さらさら髪を目指すには頭皮の環境を整えてあげる必要があります。健やかな頭皮をキープするには、正しいシャンプーが欠かせません。ここではさらさらヘアを目指すために知っておきたい髪の洗い方を紹介します。
シャンプー前はブラッシング
まず、シャンプーを行う前にブラッシングである程度の汚れを取ってあげましょう。ブラッシングを行うことで髪のもつれをほぐしたり、ほこりを取り除くことができます。髪のもつれは水に濡れてしまうとほどきにくくなるため、ブラッシングで指通りの良い状態に整えておきましょう。
まずはお湯でしっかり流す
シャンプー前に、まずはお湯で髪の毛を丁寧に流しましょう。人によっては「シャンプー前は髪の表面をお湯で濡らすだけ」という方も見られますが、お湯で洗い流してあげるだけでも汚れの大部分を落とすことが可能です。また、お湯で汚れを流すと少しのシャンプーで髪の毛を洗い上げることもできます。
洗う時は泡立てたシャンプーで頭皮まできれいに
髪を洗う際は、シャンプーをしっかり泡立ててから髪に塗布します。シャンプーを泡立てずに髪の毛につけてしまうと、その摩擦で髪が傷んでしまいます。また、髪を洗う際は髪の毛だけでなく頭皮全体を洗うイメージで洗っていきましょう。
頭皮は指の腹を使ってマッサージをするように洗います。なお、汚れが多い時はすぐに泡がなくなってしまうため、2回シャンプーするのがおすすめです。髪自体は強い力で洗ったりこすったりせず、泡の力で優しく洗いましょう。
シャンプーで髪を洗ったら頭皮や髪に残らないようきれいに洗い流していきます。シャンプーのすすぎ残しがあると、毛穴が詰まってしまいトラブルの原因になります。また、すすいだ後は必要に応じてトリートメントも行いましょう。毛先を中心にトリートメントを塗布し、数分間置いた後にすすいでいきます。
毎日行うシャンプーだからこそ、1つ1つの過程を丁寧に行い、さらさらの髪を目指しましょう。
まとめ
髪をさらさらに保つには、日々の生活習慣やケアが非常に大切になります。シャンプーを丁寧に行ったり、睡眠や食事など日頃の生活習慣に気をつけることで、少しずつ髪を良い状態に導けます。
また、日々のケアと合わせて自分に合ったシャンプーやトリートメントを取り入れるのもおすすめです。髪のダメージの元となる熱や汚れから髪を守ってくれるアイテムを選択してみましょう。
